墓石の価格は主に使用している石材と、運送運搬や加工の手間賃等とによって決まります。
その石材の価格は、石の産地ごとに等級別の相場の価格が形成されています。その前提となるのは、その石材の市場における人気度と、実際に採れる量とのバランスによって決まるようです。
基本的には同等の種類とされる石材でも、外国産の石材よりも国産の石材の方が高い価格となる場合が多い傾向です。
国内産出の場合、何より人件費その他の経費が比較にならないくらいに海外より高くつくことが反映してしまうということと、長年の実績から国内では“銘石”としてのブランド価値が確立している、ということが決定的に価格に反映しています。
海外からの石材の輸入先は多様になる一方ですが、量的には、最大の輸入先はまず圧倒的に中国からとなっていて、またインドや南アフリカ、アメリカなどからも依然として相当量の石材が日本へ入ってきております。
また、最近では海外で産出された石材はそのまま日本には入らずに、すでに世界的な石材加工センターとしての地位を確立した中国にまず輸出され、そこで製品化された後に、再び各国に向けて輸出されています。
それだけに、中国国内の昨今の人件費の高騰ぶりは、日本ばかりでなく世界各国の石材製品の価格の急上昇を招く状況となっています。

これら世界各地から産出された石材や、中国経由での輸入石材の総量は、日本で産出される石材の量とは、すでに比較にならない程の差があるのが現状ですが、その結果として、国産の石材価格全般は、これまでは相当に安い価格で安定してきました。
そのような流れの中では、木材同様に、国内産の石材は余程のブランド価値のあるもの以外は海外産には価格的に太刀打ちできずに、国内の地場産業としての石材採取業とそれに伴う石材加工業は衰退の一途をたどっている状況にあります。

山の採石場から切りだされた石材は加工工場へと運ばれ、市場やお客様の要望にあった建築用の石材や墓石などに加工され、卸問屋や販売店へと運搬されますが、重量があり、欠けたり割れたりしないように搬送することは思った以上に大変な作業となります。

そして、墓石に製品化していくための加工として、先ずは墓石の各部材のサイズのものを作り出す前に、石材を一定の規格にあった寸法に加工し、次いでその規格材を製品化していきます。その部材から墓石の各パーツを切り出し、磨き上げて完成させていきます。

ただ、実際には石材のパーツ毎に、角を丸く曲面にしたりするなど、実に様々な加工が行割れることになりますが、当然これらの複雑な加工のための手間も墓石の製品化のための原価となります。
従って、これらの加工が中国で行われることが、すでに業界の主流となっている訳です。

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