以以前に、お墓の選び方についてはお話をしましたが、それでは墓石自体の選び方としてどのような基準で選んでいけばよいのでしょうか?

一族の精神的な象徴として、末長く祀ることとなる墓石ですから、それなりのものを選びたいものです。
ただ、そもそも何をもって良しとするのか、の基準が一般の方にとっては、とてもわかり難いものであると思われがちです。

やはり、まず見た目で端正で美しく格調の高いものであってほしいものですし、長い年月にわたり風雪に耐えられるものであってほしい、といったことが一般的に重視される条件となります。

そうなると、墓石を選ぶ際に留意すべきは、大きく分けて墓石全体の形状・使用する石材の質感・石材の色目の3つでしょう。この3点の内ひとつでもバランスが崩れてしまうと、理想のお墓とは程遠いものになってしまうでしょう。

墓石全体の形状には大まかに言って和型・洋型に分けることができます。それぞれに特徴はありますが、形状を選ぶ際には伝統的な宗旨宗派に沿った形の墓石であることが好ましいでしょう。宗旨宗派ごとの墓石についての特徴は、この石の武蔵家ホームページでよりわかりやすく解説しています。
最近では従来までの形には拘らない全く新しいオリジナルデザインのお墓も出てきました。お墓とは「一族のための長きにわたっての」という観点から考えられていたものが、核家族化が進むに伴い「個人のため」という観点がお墓作りにも反映し、亡くなった方の個人的な趣味をデザイン化したゴルフのボールやお酒の徳利の形のお墓などが話題になったりしています。
結局お墓の考え方や形状は、次第によって変遷し続けていくものであるとも言えますから、その家の考え方次第で、本当に納得がいくものであれば、必ずしもこうでなければならないとするものでもないようです。
ただし、そうは言っても、お客様が希望されるデザインが石彫として実現可能なのかどうか、実現する場合どの程度の費用や期間がかかるのかと言った要素も含めて、信頼に足る石材店としっかりと相談されることをおすすめします。

墓石の質感・石材の色、についても形状に負けないくらい重要な部分です。
お墓を末永く使用していく際に、お墓の寿命を決定づける重要な要因が石材の質感です。例えば大理石はカラフルで見た目には大変綺麗ですが、耐候性には問題があって墓石には向きません。やはりより緻密で堅牢な花崗岩から選ぶべきでしょう。
そして色合いや地模様の有無などの要素は、見た目を左右するだけに、非常に重要でありやはり気に入ったものでなければ、建墓後の達成感や満足感が大きく違ってしまいます。また墓石は高価なものであるだけに、いくらであるのかという値段は何にも増して大事なポイントとなる訳ですが、単純に安いからと理由で墓石を選んでしまった結果、建て直しや修理等に多大なコストが掛かってしまったり、墓石の色合いが建てて数年しか経過していないのに大きく変わってしまったということなども見受けられますので、墓石の種類や色については墓石としての実績を積んできたものの中から慎重に選んでいく必要があるでしょう。

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