行田市は埼玉県北部に位置する人口およそ8万4000人の市です。
ほぼ全域が利根川と荒川の沖積平野であり、土地がほぼ平坦であることが特徴となっています。
また、北は利根川を境として群馬県と接しています。
行田市は埼玉県の県名発祥の地としても知られ、およそ1200年前に作られた「万葉集」の歌の中に、
「前玉(さきたま)の小埼の沼(おさきのぬま)」や「佐吉多万(さきたま)の津」という歌があります。
この歌に登場する「さきたま」は、現在の行田市埼玉周辺を指しており、
今現在でも神社や字名に「さきたま」と呼ぶ所があります。
さらに、およそ1100年前に作られた「倭名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)」には、
より広い郡名として、「埼玉・佐伊太末」と書かれており、
当時の人々が埼玉県の東部地域のことを埼玉と呼んでいたことがわかります。
この様に、さきたまという地名が変化していった結果が、現在の広く用いられる埼玉となっているのです。
行田市は江戸時代中期から下級武士の内職として足袋の生産が始まり、
明治時代に入るとその生産が機械化されることで足袋生産の一大産地となりました。
この事は当時多数建てられた「足袋蔵」と呼ばれる蔵が現在でも市内に現存していることからも伺えます。
戦後は国民全体の洋装化が進んで足袋生産は衰退してしまいましたが、
現在でもなお足袋自体の生産が行われている他、
足袋から転じた繊維産業が行田市に無くてはならない地場産業となっています。
この行田市には近年いくつかの民営霊園が開設されていますが、
その一方で市内各地に点在する寺院の境内墓地にお墓を求める方も少なくありません。
お墓探しに、霊園等の見学に行田市へ行くとした場合の交通事情を調べてみました。
鉄道としては、市の南西のはずれを通るJR高崎線が都心方面へのアクセスを担っています。
一方で秩父鉄道が市内中心部を通っているため、秩父鉄道から都心方面へアクセスするためには、
一度高崎線の熊谷方面か、東武伊勢崎線の羽生方面に出る必要があります。
幸い、市内中心部からはJR高崎線吹上駅までを結ぶ朝日バス、
同じくJR高崎線行田駅までを結ぶ市内循環バスが通っていて、
都心方面へのアクセスに苦労を感じることはないでしょう。
また、言い換えれば駅からのバス便は発達しているので、
都心方面から直接行田市周辺の霊園や寺院へお墓参りすることも可能です。
そのため、この周辺でお墓を探している方にとってこの点はメリットに感じられるかもしれません。
一方、車利用なら、東北自動車道・関越自動車道の2つの高速道路から最寄りのICを経由して向かう形になります。
東北自動車道なら羽生ICから国道125号バイパスを経由しておよそ30分、
同じく加須ICから加須市内と国道125号線を経由しておよそ35分、
関越自動車道なら花園ICから国道140号線を経由しておよそ40分、
東松山ICから県道173号線を経由しておよそ40分となっており、多少時間を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
石の武蔵家では、この行田市及びその周辺の霊園で墓地をお探しのお客様に対して、
優良墓地情報を提供しております。どうぞお気軽にご相談くださいませ。