皆様は東京都内にはどれくらいのお寺があるのかご存知ですか?
江戸時代以来、東京は日本の中心地で人口も多いだけに、
お寺の数でも日本有数の軒数なのではないか、お考えの向きも多かろうと思われます。
一方、震災や戦災にあった東京では、戦後にあってはお寺の軒数は相当に少なくなってしまっているのでは?
とお考えの方もいらっしゃるかも知れませんね。

文化庁が日本における各宗教・宗派について毎年まとめている宗教年鑑によると、
平成24年度における東京都内の寺院数はおおよそ2,872ヶ寺とされています。
これだけの軒数があることを聞くと、想像より多いと感じる方が殆どだとは思いますが、
しかし、人口10万人あたりの寺院数で言えば、時は最下位に近いレベルなのです。
これはお寺だけではなく神社や教会などについても人口当たりの軒数では、
おおよそお寺と同じような傾向となっています。

それでは人口あたりにおけるお寺の数が少ないことは、
東京にお住まいの方々がお寺を大事にしていないという事になるのでしょうか?
お寺離れ、ということが言われ出して久しいですが、実際には私達は必ずしもそのようには感じておりません。
なぜなら東京都やその近郊のお寺さんにお墓を持ちたいというお客様の数自体は減少してはいないからです。
むしろ東京都内に住んでいるお客様としては、遠くの郷里での地元のお寺よりも、
今現在住んでいる場所の近くにあるお寺や霊園にお墓を持ちたいと考えている方が多いのです。
ですから、都内のお寺さんによっては、自分の寺の宗旨とは違った他宗派の方々のために、
違った宗旨のままで使用することの出来る墓地を提供をしていて、好評です。
やはり自分達が今現在住んでいる生活圏の中で、またはその近くでお墓を持ちたいという方にとっては、
そのようなお寺さんが経営している墓地で、本来の宗旨のままでお墓を持てることは大歓迎のことであるのは当然のことです。
従って、東京とその近郊においては、今後はそのような対応を取るお寺さんは増えていくものと思われます。

長い歴史を持つお寺さんですから、
今後もそのときどきの時代の要請に応えながら社会の中で役割を果たし、末永く存続していってほしいものですね。

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