お骨を埋蔵済みのお墓を、改めて別の場所に移すことを改葬と呼びます。この改葬についての手順やメリットといった内容については、以前のコラムでも度々紹介してきました。
しかし、お客様より「お墓を改葬するのなら、寺院に改葬したほうが良いのか、あるいは霊園に改葬したほうが良いのか?」といった疑問が寄せられました。
寺院と霊園のどちらかが良いと一方的に言えることではありませんので、そこで今回は、まず「霊園に改葬する」ことのメリットについてをお話したいと思います。

今あるお墓を霊園に改葬するメリットのひとつとして、まず寺院への改葬でもそうですが、お墓を近くに移転させることによって、お墓参りがしやすくなるという点です。ある調査によると、お墓を改葬したご家庭の大部分においては、改葬前のお墓参りの年間平均回数が2.4回だったのに対し、改葬後のお墓参の頻度は8.9回とおおよそ4倍近い数値となっております。このことはお墓参りがご家族の中で行うべき行事になっているという紛れも無い証拠となります。

2つ目のメリットとしては、寺院であれ霊園であれ、遠方から近くに改葬をすることで、お墓参りを行う際の負担の緩和が挙げられます。一般的に年をとると足腰が弱くなったり、自動車の運転が負担になったりと、移動手段や移動ルートに苦労する場合がほとんどです。確かにお子様やお孫様の力を借りるという選択肢もありますが、予定が立たなかったり体調が悪かったりといった自体もありえますから、できることなら自分達で何とかしたいものです。それに遠方にあるお墓の場合ですと、交通費以外にも周辺の宿泊施設へ泊まるための宿泊費といった経済的な負担も発生してきます。近場の霊園などにお墓を改葬することにより、そうした移動に関する労力や、経済的な負担を大きく軽減することができます。

3つ目のメリットとしては、霊園の場合は、寺院とのやりとりや宗派についての制約がない点です。一般的に伝統的な在来仏教の各宗の寺院では、その境内墓地にお墓を建てようとした場合、普通は宗旨・宗派に条件が課せられています。また、多くの場合では檀家になる必要があり、結果として檀家料やお布施が必要になる場合がある上、お寺とのお付き合いについても考慮しなければいけません。一方、霊園の場合ですとこのような宗旨宗派の制限が無く、そのことの是非はともかく、霊園とのお付き合いということもありません。

石の武蔵家では、今あるお墓を霊園に改葬したいというお客様に対して、様々なサービスを行っております。まずはどこにお墓を改葬するのかというところから、実際の改葬方法まできっちりとサポートしておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

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